アフィリエイトプログラムとは?: ブログ・サイト運営者と広告主の両方に最適なネットショップ・ECサイトと基本的なしくみ

この記事ではアフィリエイトプログラムの概要と、その基本的なしくみ、それらをブログ・サイト運営者と広告主の両方から見て最適なネットショップECサイトを紹介します。

アフィリエイトプログラムとは、ウェブサイトやSNSに設置されたリンク(URL)によって、閲覧者が広告主の商品あるいはサービス等に対して起こしたアクション(行動)に応じて、成果報酬を与えるプログラムを言います。

アクション(行動)には様々な種類が含まれ、広告主の商品・サービスの購入から、会員登録や資料請求、また、単純にリンク(URL)をクリックすること(=サイトを閲覧する)まで、広告主の希望に応じて報酬が生じる「成果」を設定できます。

広告主としては、目的に応じて報酬を支払い「成果」を設定でき、ブログやウェブサイトの運営者およびSNS上のインフルエンサーは、サイトの閲覧者やフォロワーにその目的を達成してもらうことで、成果報酬を受け取ることができます。

もともと1990年代にアメリカで生まれましたが、日本で2000年頃から比較コンテンツを作って、情報としてアフィリエイト広告を見せるといった、現在の主流となっている掲載手法が確立されて、母国を凌ぐほど日本国内でも大きく普及しています。

アフィリエイトの仕組み

先にも述べたとおり、アフィリエイトプログラムとは、ウェブサイトやSNSにリンクを設置して、閲覧者がそのリンクを経由して起こしたアクションに応じて、広告主が成果報酬を与えるプログラムを言います。

サイトに広告主を特定する識別子を埋め込んで置くことで、広告主はサイト経由の訪問者を特定でき、訪問者のアクションに応じた報酬を支払うことが可能です。
また、ブログやウェブサイトの運営者、SNSのインフルエンサーは、ご自身が得意とするテーマや目的に合った広告を自分で選んで設定して、成果に応じて報酬を受け取れるところが特長的です。

もともとはサイト保有者と広告主が直接交渉して、プログラムを設定していましたが、広告主側でのアクションのカウント方法の透明性や支払い能力等で、問題が生じるケースが発生したため、サイト保有者と広告主の間に入るASP(Affiliate Service Provider)と呼ばれる仲介業者が生まれました。

現在ではサイト保有者も、広告主もASPを通じてプログラムに参加するのが一般的です。

 

サイト・ブログ運営者から見たアフィリエイト

自分が運営するサイトやブログに広告主の広告やリンクを設定したうえで、そこで広告主の商品やサービスを直接紹介したり、関連情報を紹介したりします。

訪問者が興味をもって、サイト上に設置したリンクを通じて、広告主を訪問したりそこで商品を購入したりするなどの成果があがった場合に、予め設定された報酬を受け取ることができる仕組みです。

訪問者が多いサイトやブログが望まれますが、アフィリエイト広告があふれているサイトやブログは敬遠されがちです。

コンテンツの中身で訪問者を呼び、共感してもらってアクションにつなげるようなブログ・サイト運営が必要です。

広告主から見たアフィリエイト

通常、広告は「掲載枠」に対し掲載料を支払います。期待する宣伝効果が無かった場合でも掲載料は発生します。

一方、アフィリエイト広告は、商品購入やサービス申込などの「目的とする成果」があった場合のみ、その件数(あるいは金額)に応じて費用が発生する仕組みです。

その報酬額も自由に設定できて費用対効果が高く、個別に条件などをカスタマイズ可能であることから、中小企業~大手企業まで幅広く導入されています。

販売する商品・サービスによって、成果のでる媒体(ブログ・サイト)は異なりますので、どのような媒体に掲載できれば効果的なプロモーションが可能か、そのためには どのような設定にすればよいのかなど、十分検討する必要があります。

ASPとは

ASPとは、アフィリエイト サービス プロバイダー(Affiliate Service Provider)の略称です。広告を掲載してもらいたい企業(ECサイト等)、自分のサイトで広告を掲載したい人(アフィリエイター)を仲介する役割です。EC企業はASPにあらゆる商品リンクや広告リンクを登録でき、アフィリエイターはその中から扱うものを選択します。

広告主にしてもサイト運営者にしても、個別に相手を探すのは困難であるため、その間を仲介するASPが生まれました。ASPは、アフィリエイト広告の拡大とともに発展して、今ではさまざまなサービスを行っていて、ASP抜きではアフィリエイトは成り立たなくなっています。

日本だけでも多くのASPが存在して、様々なサービスを展開しています。自社のニーズに合ったASPを選ぶことが第一歩です。

代表的なASPとしては、A8もしもアフィリエイトValue Commerce(バリューコマース)などがあります。

アフィリエイトの設定

ここまでアフィリエイトプログラムの仕組みや、広告主とブログ・サイト運営者に対する特長を説明しましたが、両者ともに具体的に設定する場合は、ある程度の専門知識が必要になります。

広告主は、まずアフィリエイト広告を開始するにあたって自社のサイト・ネットショップ上に各ASPの指定する効果測定用のコードやタグを設置する必要があります。

サイトやネットショップによっては、この設置作業に対応していないプラットフォームが多くあります。また、対応はしているが、予め特定されたASPしか使用できず、自社が得意とする分野の案件を多く抱えるASPを自由に使用できない場合もあります。

Shopify(ショッピファイ)などの世界的なプラットフォームの場合は、特別な例を除き、ほとんどの効果測定用コードやタグを設置することができます。

次にサイト運営者(アフィリエイター)としては、ご自身のブログやサイトに広告を掲載する作業のみなので、設定自体は単純です。しかし、訪問者数が少ないと設定するだけで全く成果は出ません。

ASPによってはサイトの審査があり、さらにほとんど案件は広告主によるサイトの審査があります。

そこで数多くのブログなどで紹介・解説されている「SEO対策」などの集客力をアップする必要があります。
すでに多くの訪問者やファンがいるブログ・サイトでは問題ないことですが、これから設定される方は、まずはご自身のブログ・サイト自体に集客されることを念頭にする必要があります。

ブログ・サイトのプラットフォームは無料から有料なものまで多くありますが、SEO対策を具体的に実行して効率的にサイトを運営される場合は、WordPress(ワードプレス)か先に広告主用にも述べたShopify(ショッピファイ)が推奨されます。

どちらもSEO対策には欠かせないグーグルアナリティクスやサーチコンソールなどの導入・設置に最も適しており、Shopify(ショッピファイ)に関しては、ネットショップ用のプラットフォームであるものの、ブログ機能やページ機能も常に最先端の機能で充実していて、デフォルトでもSEO対策に必要な機能が完備されています。

 

アフィリエイトの問題点

アフィリエイトは商品情報を伝達する優れたシステムである一方で、いくつかの問題を抱えています。まず、宣伝と記事の境があいまいとなり、一方的な宣伝を消費者が宣伝と気がつかないうちに読んでしまう恐れがあります。
販売収益の一定割合がアフィリエイト側の収益となることが、大げさまたは不正確な表現を用いて購買を促す誘因となりうることもあります。

情報商材を中心に広告主側の不正も存在します。
具体的な広告掲載側の不正行為として、商品、サービスが成約したにもかかわらず、基準が満たされないなどの理由で報酬としてカウントされないケースや、報酬としてカウントされたあと、その報酬が支払われないケースもあります。

この他、アフィリエイトの報酬による収入を目的とした、フェイクニュースやヘイトスピーチの拡散も問題になっています。

これらの問題はASPを通して行うことで、大部分が回避できるので、ASPの存在価値は安心面でも大きいと言えます。

 

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